「挙党一致」の声も虚しく、今朝、小沢氏が鳩山前総理との会談で代表選出馬の意思を示し、昨日まで、調整役と自称してきた鳩山氏自らが、あたかも全面協力するかのような報道がなされています。「その真相やいかに!」ですね。
鳩山氏の態度はとても理解しがたいものです。前日、菅氏サイドには「菅さんに頑張ってほしいと思っている」という発言をするかと思えば、今日、小沢氏サイドには「私の一存で、小沢先生には民主党に入って頂いたと。その経緯からして私としては応援をすると。それが大義だと思っています」と言って、あたかもグループあげて全面応援するかのような発言をしています。
いわば、双方にエールを送っている感が否めません。おそらく、ここで小沢氏が出馬しなければ今後も民主党の闇将軍として“二重構造”が続いていく、これを終わらせるためには小沢氏に立候補させ、落選で離党でも何でもしてもらった方が党内もスッキリすると考えているとも思えます。鳩山グループはグループ内の結束を固め静観を決め込み、投票日直前に「菅支持」に回る(あるいは自主投票にして実質は「菅支持」)公算が大とみます。「剛腕小沢」の上を行く、「宇宙人鳩山」の智恵なのかもしれません。
いずれにせよ、小沢氏の出馬で、野党にとっては絶好の攻撃のチャンスが訪れたわけです。
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