今、政治は三流のままで、経済は二流、官僚も二流に格下げなりつつあります。この国は、たいした殿様や政治家がいなくてもお国がなんとかやってこれたのは実は優秀な官僚のおかげにもかかわらず、今や何かあれば官僚が悪い、という政治家の都合のいい責任転嫁で、いまや行政マンのモチベーションは極端に下がっていると思います。またいわゆるエリート大学生も将来の夢は一昔前なら大蔵省か外交官、だったのが、外資系ファンド云々人気に変わってきていると言われます。どこかがおかしいと思います。あるいは日本を没落させようというどこかの国の意図か無意識かは別にして日本は自ら人的財産を破壊しつつあると思います。これでいいのでしょうか?行き過ぎた官僚政治を批判するのは理解しますが、あくまでもそれは官僚に負けない政治家を生み出す・育むことが重要なのであって優秀な官僚をたたきのめすことではないでしょう。私は秘書時代、そして選挙プランナーとして多くの官僚、地方の行政マンを見てきましたがその大半は、本当に優秀な真面目な人たちです。この国や地方の貴重な財産だと思います。この財産を破壊していけば、失った時に始めてその損失がどれほどのものかがわかるでしょう。でもその時では遅いのです。サンゴ礁みたいなもので人材育成には何十年、何百年の蓄積・ノウハウがあると思います。そうした大切な物を平気で壊している一部の政治家は一体、後世に対し、どう責任をとるのでしょうか?知事選も同様です。県の職員を目の敵にするような候補者が当選して県民の期待に応えられるのでしょうか?そろそろ私たちの貴重な財産である官僚・行政マンに対し、冷静かつ敬意を払うことも必要だと切に思います。それとバカバカしい仕分け対象にあがるような親方日の丸意識や社保庁などの糞と味噌を一緒に論じてはならないと思います。
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