今回の北朝鮮による韓国・延坪島砲撃事件で、またまた菅内閣の脆弱な危機管理体制が露呈しました。
特に深夜にもかかわらず補佐官から報告を受けた米国のオバマ大統領は30分以内に声明を発表しましたが、日本政府は夜になってからようやく仙谷由人官房長官が「許し難いもので強く非難する。犠牲者に弔意を表し、韓国政府の立場を支持する」との政府声明を発表しました。同時に、菅総理も夕方のぶら下がり記者会見で「報道で、北朝鮮が韓国の島に砲撃を加え、それに対して、韓国軍も応戦したという報道があり、えー、私にも、3時半ごろに秘書官を通して連絡がありました。」と発言するなど、情報収集能力のなさを自ら暴露しています。
21日投開票の松戸市議選では、民主党は公認候補11人中、当選は新人の2人だけで、現職4人を含む9人が落選する惨敗。もはや民主党への追い風は全くなくなり、逆風が徐々に強く吹き始めたといえます。
“救国内閣”の誕生も噂される中、菅政権崩壊の日は刻一刻と迫っているといえます。内閣総辞職か、大政局へ発展か、それとも破れかぶれ解散に踏み切るのか、年末年始の政局は大きく動きそうな気配です。
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