いくつかのマスコミにコメントさせてもらいましたが、今回の大阪市長選挙の異常さは、白票の多さにあります。大体、期日前が前回(60,92%)の4割ということで、大方、24%前後と思っていたので、23,59%という投票率は”想定範囲内”でした。それ以上に気になっていたのが無効票の中に白票がどれくらいあったかです。白票は45,098票(9,04%)。無効票は67,506票(13,53%)で、他の3候補の合計が53,895票ですから、無効票が3候補を上回って”次点”だったわけです。棄権以上に白票は、橋下市長、選挙そのものへの抗議ととれます。橋下市長は候補者を出さない政党批判もされてますが、選挙はオリンピックと異なり、参加することに意義があるのではなく勝たなければ意味がないのです。勝てると思っても負けることがあるのが選挙。責任ある政党・会派が短期間で候補者を探し、説得、立候補にもっていくのは並大抵のことではありません。また仮に勇気ある候補者がいたとしても、挑発には乗らない、というケースもありでしょう。実に後味の悪い選挙戦でした。
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