参院選の一票の格差是正のための選挙制度改革で、自民党と維新の会など5党は、9日、鳥取と島根、徳島と高知を合区に、北海道、東京、兵庫等の定数を増やす等、10増10減案で合意したと報道されています。これで最大格差は違憲状態と指摘された2013年参院選の4.77倍から、2.974倍に縮まるとされています。しかし、一票の格差が、衆院選では2倍以内で、参院選は3倍以内という”格差”の根拠は何なんでしょうか?それに、人口が少ないからと言って、行政単位は変えずに、島根や鳥取を一緒にされて、合区で当選した”代表者”は、本当に地元の意向を国政に反映できるのでしょうか?私はそもそも1=1とは考えていません。(何度も言わせてもらってますが、それを徹底すれば人口の少ない農地や、漁場や山間部を代弁する国会議員がいなくなる可能性があります。)なぜなら、限りなく都会出身の議員ばかりになって本当にいいのか、という危惧があります。いずれにせよ、政治家のキーワードの一つは郷土愛。悔いのない改革を期待します。
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