今日発売のサンデー毎日と週間朝日に大統領選に関するコメントを掲載しています。ニュースの感想にも出していますが、オバマのニューハンプシャーでの予想外の敗北は、マスコミからはなかなか読みにくい米国内でも依然強い、反黒人大統領出現層の動向にあった、と私はみています。彼らにしてみれば、反オバマ層がヒラリーとエドワーズに分散すれば漁夫の利で、オバマが勝ってしまう危険があり、それを阻止するには、オバマに勝てそうな候補に一極集中して投票する必要があったはずです。豊富な資金力と組織力を持っているヒラリー陣営が彼らをとりこんだ、と見るのが自然でしょう。ヒラリー支持層プラス絶対オバマは大統領にさせない層の”連合軍”の勝利と見たほうがいいのではないでしょうか?だとすれば39vs37という差はかなりの僅差だったといえましょう。しかしオバマはこれで神話は崩れたともいえます。なぜならオハイオだけ一度勝っても、それは神話ではなくハプニングにすぎなかったことになるからです。ますます面白くなってきました。
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