今、アメリカ大統領選挙は4月のペンシルバニア州、5月のノースカロライナ、インディアナ両州等での予備選までの“小休止状態”です。
多くの専門家筋の間では、ペンシルバニア州でもヒラリー対オバマの最終決着がつかず、双方決め手に欠くまま8月25日~28日開催の民主党党大会までロングランのバトルが続くだろうとの見方が強まっています。
その党大会での勝敗の鍵を握っているのが、上下両院の議員等で構成されている特別代議員です。従前は圧倒的にヒラリー支持が多いとされていましたが、全くの互角ならともかく、獲得代議員の数のみならず総得票数でヒラリーを上回っているオバマを無視(反対)することは、民意に反することにもつながり、各々の支持者に対し“(説得力ある)説明”ができなければなりません。
したがって、私は8月末の党大会までの間に、その説明のための“仕掛け”をヒラリー陣営が仕込むと睨んでいます。ちょっとした「サプライズ」が炸裂するかもしれません。ヒラリーは最近、コソボでの暗殺未遂誇張発言でミソをつけましたが、同様のことがオバマにも起こるでしょう。
一足先に決勝進出を決めたマケイン陣営にとっては、またまた高みの見物になりそうです。
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