今朝、政治評論家の鈴木棟一先生主宰の社稷会で、「当面の政局と選挙」について講演させていただきました。
まず、安倍・福田と二代にわたる“政権投げ出し”、そして様々な要因による有権者の自民党への根の深い不信感が強いと同時に、小沢民主党に対する期待感も一定以上に盛り上がっていないこと、そして今、選挙をやれば自民党が依然として第一党となるだろうと話しました。国民は今の政党・政治家が国民のくらしより政局や選挙にばかり目が向いていることに対し、“呆れてものが言えない感”が高まっているともいえます。
また選挙の争点については、直近のインターネット調査によると「景気(くらし)」が圧倒的に高く、「テロ特措法」や「政権交代」はかなり低い数字が出ていることが窺えます。
そして解散総選挙の時期については、「11月30日投開票」は現時点でかなり可能性が高いこと、大半の議員・候補者はすでに臨戦態勢に入り、全力疾走しているという状況下でゴールが延びることは与野党を問わず息が続かないこともお話しました。
これだけ自民逆風下でも自民党が第一党となる主な理由として、参院選以上に衆院選は「地上戦」が主力だということ、「麻生対小沢」の党首対決では小沢人気が今一つだということ、そうした状況下では各候補者の必死度がどれだけ有権者に伝わるかが大切だということが挙げられます。その点では自民党の底力は侮れないものがあると思います。
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