渡辺喜美氏の13日にでも離党を辞さず、というマスコミ報道でちょっと思った点を記してみます。
自民党執行部への提言内容そのものは、しごく当然であり、国民サイドに立った発言だと思います。そしてこうした提言、行動があること自体、自民党のある意味、懐の深さであり、活力源の一つだったと思います。しかし、新党結成、再編ではなく、一人で離党となると話しは異なってきます。泥舟(まあ自民党というより、日本全体が泥船化していると思いますが)から大義名分を見つけ出し、一人だけ救命ボートで逃げ出す、というのではヒーローにはなりえません。残ろうとする仲間を一人ひとり説得し、一人でも多くの人のために、という姿勢を出さない限り、パフォーマンスの域を出ないでしょう。正論以上に一人だけ助かればいい、という政治姿勢(たとえ本音は違ってもそのようにとられかねない)はいかがなものかと思います。マスコミ受けする前に、国民の代表である一人ひとりの代議士に国会議員自身がもっと敬意を払っても良いのではないでしょうか?真に国益を考えているのなら、必ず同志が集ってくるのが時代の趨勢だと思います。国民が求める新しい風、というものは国民受けを狙った途端にそっぽを向かれる、言い換えれば捨て身で国民目線の信念を貫いてこそ、風、が起きるものと確信しているのです。
- トラックバックURL :
- http://local.election.ne.jp/tb.cgi/8108
最近のコメント一覧