私は9年間、二世議員(元自民党副総裁椎名悦三郎氏次男、故椎名素夫氏)に秘書として仕えてきました。
当時から世襲議員批判は大変強かったのですが、私は一言で言えば高潔な椎名代議士に惚れ込んでいましたので、「世襲の何が悪い。立派な政治家を父親に持てば、“門前の小僧、習わぬ経を読む”で、むしろ羨ましいほど。“さすがは二世”と思ったことは何度もあり、大切なのは出身の属性ではなく、政治家としての資質の問題だ」と考えていました。
しかし、最近の世襲議員を見ていると、やはりこの問題を“再起動”し、国民全体で考えていかなければならない時期にきているように思われます。
評論家の上杉隆氏が先週号に引き続き、今日発売の週刊文春で、選挙制度(大選挙区制にしたらどうなるか等)と絡めこの問題を真正面から取り上げています。
選挙制度を小から中へ、中から大へと変えれば、世襲議員はますます増えるというのが私の持論です。私のコメントも掲載されていますのでご笑覧下さい。
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