昨日11月8日投開票の広島県知事選挙で、無所属新人の湯崎英彦氏が圧勝しました。この選挙は私も関わらせていただきましたが、ポイントがいくつかあります。
今回の広島県知事選は、自民も民主も公明も、中央レベルでは自主投票となりましたが、湯崎氏には県議会レベルで自民刷新会議、民主県政会、さらには連合広島等が支援し、一方、有力対抗馬の元自民党県議の河井案里氏には、自民党広島県議会議員会の他、亀井静香氏(国民新党)が支援しました。
投票率は33・71%と過去最低だった2005年の前回を6・57ポイント上回ったものの、かなり低い水準です。有権者にも先の総選挙の選挙疲れが残っていたのかもしれません。
年齢は湯崎氏44歳、河井氏が36歳ですが、30代と40代には微妙な壁があると思います。橋下大阪府知事の38歳(当選時)、中田宏前横浜市長の37歳(当選時)という前例はあるものの、やはり30代で県知事というのは若すぎるのではないかというのが私の実感です。
当選した湯崎氏の強味は①政治家らしさがないこと、②官僚出身にもかかわらず官僚らしさがないこと、③政党への推薦依頼をせずに県民党で戦ったこと、④同窓生を中心とした強力な応援があったこと、⑤県内の若手・ベテラン経営者等の支援を得たこと、⑥人柄も明るくポジティブ、⑦周囲の友人知人、ボランティアが文字通り“伝道師”として動いたこと等が挙げられます。
私が日頃から申し上げている勝つ候補者の条件、“Lucky&Cute”を備えていた人だと思います。
湯崎氏のこれからの県政での活躍が楽しみです。
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