私は鳩山邦夫氏の「4月新党立ち上げ説」は、“あまり俺を追い込むと党を割って出るぞ、だからこれ以上俺を追い込むな”という喧伝のように見えます。
“追い込む”とは、即ち鳩山由紀夫首相を糾弾するなら母親から同額もらっていた邦夫氏も「同罪」だから、離党勧告なり、政倫審なり、除名処分なりを自民党として考えるべきという動きです。
政治資金規正法か、所得税法、あるいは生前贈与による相続税脱税かを問わず、有権者からすれば二人とも全く同じに見えるのです。確定申告も始まり、自民党の与謝野馨氏による先日の質問は実にタイムリーだとは思いますが、邦夫氏をこのままにして鳩山首相だけを追及・責めたてるのでは国民の理解を得られないと思います。
新党立ち上げをチラつかすなら、即刻、離党勧告もしくは除名処分にした方が、自民党の株が上がると思います。同時に党から“除名処分”された邦夫氏に賛同する同志は激減するでしょう。
大体、実母と兄を吊るし上げること自体、この国の風土には馴染まないと私は思います。
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