先日、佐々淳行先生が『わが「軍師」論―後藤田正晴から鳩山由紀夫ブレーンまで 』(文春文庫)を出版されました。
今の鳩山内閣の体たらくについて、小泉内閣の飯島秘書官のような軍師・参謀がついていないことも一因と述べると共に、石原東京都知事三選時の裏話や各軍師論、そして聖徳太子「17条の憲法」や、お友達人事(ネポティズム)の弊害等、勉強させられる話が満載の一冊です。
石原都知事選の際に佐々先生がメモをとられていたことは私の記憶にはないのですが、実に克明にドキュメンタリー調で綴られており、一気に読んでしまいました。中には私の名前も散見され、恥ずかしい想いです。しかし、今さらながら、あの都知事選は佐々先生を選対本部長に迎えた石原都知事の“運”の強さも半端じゃないとつくづく思いました。
勝者に必要なもの。それは「Lucky(運)&Cute(愛嬌)」という、私の選挙の師、トム・ヒュージャー氏の言葉が思い出されます。
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