週刊誌によると、今回の参院選での22名の“小沢系候補”の勝敗は4勝18敗で、勝ったのは選挙区では北海道の徳永エリ氏他2名と、比例区の谷亮子氏の1名ということです。
つまり、複数区で2名擁立したところの2人目がほとんど“討ち死に”したといえます。その候補者たちも比例で民主党に貢献したのは確かですが、問題は候補者をほとんど“人間扱い”していないことです。
各候補者にとっては人生を賭けた、おそらく背水の陣の想い(あるいは清水の舞台から飛び降りる想い)での出馬だったと思いますが、敗れたタレント候補もそうですが、プロの人に「勝てる!」と思わされたからこそ出馬を決断したのだと思います。
小沢氏に限らず、政党関係者の方々に申し上げたいのは「選挙はオリンピックにあらず」、つまり「参加することに意義がある=党のために捨て石になる」ことではなく、候補者一人ひとりにとっては「勝たなければ意味がない」ことだということです。候補者になる方も、選挙というものは「勝てる、と思っても負けることも多々ある」ということを念頭に判断してほしいと思います。
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