2009年分の政治資金収支報告書が公表され、昨年、全国の政党、政治団体が集めた政治資金の総額は前年比4%増の2639億円、政治献金だけをみると前年比10.2%増の803億円で、企業・団体献金は減少する一方で、個人献金は12.2%増の341億円となっています。
政党別収入では自民党が566億円でトップ、以下、共産党(534億円)、民主党(301億円)、公明党(203億円)と続きます。
国会議員の平均は4966万円ですが、上位20人をみてみると、9億783万円と断トツ1位の小沢一郎氏以下、ほぼいつも通りの顔ぶれが並んでいます。
知事では麻生福岡県知事が8244万円で断トツ1位、佐竹秋田県知事が5605万円で続き、橋本茨城県知事が4362万円で3位と、ちょっと意外な感じを受けました。
この国では企業団体献金が“悪”で、個人献金は“善”という勝手な仕分けがなされていますが、政党助成金(税金=公金)に頼らない政党の体質強化にはほど遠いのが実情です。
それにしても、政党助成金ゼロの共産党は“スゴイ”の一言です。もっとも、他党にはマネのできない文化や伝統の結晶でしょうが…。
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