マスコミ報道でも相撲界に対する厳しい世論ばかりが取り上げられています。たしかに八百長は国技の名誉を汚すガン細胞みたいなものです。しかし、ガン患者にとって一番大切なことは、早く手術をして一刻もはやく元気になってもらうことです。大体病気の進行は、新しく生まれてくる細胞がいいか、悪いかで決まる、と言われています。今のようなバッシングだけ続けていれば、病気でいえば検査のたらいまわしみたいなもので、元気な細胞までダメになってしまうでしょう。相撲を潰すのか、後世に残すのか、いうまでもなく後世に残すべきでしょう。そうであれば、ガン細胞を取り除く施術を至急行うのが先決でしょう。そもそも伝統・文化や宗教・様々な家元制度に、一般の仕分け感覚で仕分けられたら、わが国の伝統は目茶苦茶になってしまうでしょう。八百長と言う許しがたい事態の解決と相撲界存続論議を一緒にしてはいけないと思います。政治も辛口を言っていれば人気はとれるでしょうが、まずはじめに相撲が好き、が批判の根底にあることが肝要です。石原知事の批判はまさに相撲を愛するがゆえの批判です。相撲なんかこの機会になくしたてかまわない、という類いの批判にはついていけません。
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