橋下大阪市長が今月下旬にも発表する「船中八策」の骨子が見えてきました。グレーターリセットというタイトルはなかなかのものだと思います。さてその中で、首相公選論が入っていますが、選挙プランナーの目線でいかにこの論議が、空虚かということについて(色々ご反論はおありでしょうが)記しておきます。もし私がA党の選挙参謀で、首相公選候補の話になったら①みのもんた②池上彰③ビートたけしの各氏を説得するでしょう。彼らを否定するわけではありません。全国的に知名度と認識度(好感度等)が浸透している候補にはベテランの政治家といえどもかなわないということを申し上げたいのです。もちろん、そのハンディをカバーすることができれば議論すべきでしょう。しかし、その場合でも、国家元首と天皇制との関係、憲法改正についても平行して論議しなければなりません。制度を変えればこの国の首相の質がよくなるという単純な解決策ではないということを言いたいのです。
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