ご承知のように、統一地方選挙というからには、全国一律の選挙と思われがちですが、これはそもそも1947年に、全国同時の選挙戦で有権者の関心を高めることにより投票率を高めたり、あるいは日程の重複を避けるため等の理由で、全国一律4月に実施されるようになったものです。大体、今の形式が整ったのは1975年以降といわれています。またなんと1971年以前には、日曜日以外の投票日もあったのです。とはいえ、様々な理由で、多くの選挙が統一から逸脱していき、今では、30%を切るようになりました。これでは統一とはいえないですよね。東京都知事選も、4月から(石原知事辞任で)変わってしまったので、今回の東京の統一地方選は都知事選と同時だった前回に比べ、すこし盛り上がりが欠けると懸念されています。もう統一地方選という名前も変えた方がいいのかなとも思います。
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