アイオワ州の党員集会が終わり、民主党は、ヒラリー・クリントン氏(68歳)が勝利宣言をしましたが、対抗馬のバーニー・サンダース氏(74歳)との差はなんと、0.3ポイント。(49.9vs49.6)。一方共和党は、話題のドナルド・トランプ(69歳)氏を右派のテッド・クルーズ氏(45歳)が破り、2位に。しかも三位のマルコ・ルビオ(44歳)氏との差は僅差で、上下に挟まれた印象。さて、ここで面白いのは本命の話は後として、各候補者の年齢です。民主党は69歳vs74歳。共和党もトランプ氏は69歳。うーん、高齢化社会が世界的に進んでいるとはいえ、74歳で大統領なら、一期目で78歳。さて、本命は、共和党のルビオ氏でしょう。フロリダ州選出でキューバ難民の息子。共和党でありながら民主党の一部やヒスパニック系には間違いなく強みを発揮するでしょうし、上記の5人の中では、ヒラリー氏と並び、外交・安全保障に対する政策が明確です。サンダース氏の人気も尋常ではありませんが、もともと珍しいバーモント州選出の無所属の上院議員で、社会主義者を自称する左派中の左派。今回は民主党から立候補というものの、同氏と共和党のクルーズ氏は中間派の取り込みが難しいといわれます。クリントン氏も少々飽きられきているのでは?とアイオワ州の結果をみて実感しました。
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