空中戦の極意② 「駅立ち編」

  • 選挙プランナー三浦博史
  • at 2007/11/15 17:07:34

「ドブ板(=地上戦)」の基本は個別訪問とビラ・チラシ配布(後援会入会勧誘:政党機関紙号外はもちろん、首長選挙の場合は政治活動政策ビラがある)。そして「空中戦」の基本は有権者の前に候補者をいかに多く露出させるかです。朝夕の「駅立ち」は有権者への知名度・認識度向上のひとつの有効な手段です。そこで今回は「駅立ち」の極意を紹介しましょう。

●場所の選定
駅立ちは主要駅の乗降客を調べ、人数の多い効率的な場所(時間帯)に立つようにしましょう。同じ駅でも改札口や時間帯によって人数だけでなく、行き交う層も異なるため事前に調査をしておくことが重要です。不定期に行うのではなく、曜日・時間を決め、定期的に行うことでより効果が上がります。

●演説内容・配布物
必需品のハンドマイクは多少高くても(せいぜい10万円以内)音質が良いものを選びましょう。次にのぼりも必須です。キャッチコピーや政党名・氏名が入っている二つ折り看板も役に立ちます。ただし、最近は選管がうるさいので、公選法チェックは十分注意しましょう。
配布物は、政党ビラや政治活動用ビラがありますが、(折りたたみ式の)名刺サイズにし、有権者に直接手渡すと捨てられにくくなります。
街頭演説は、どんなに一生懸命、熱弁を振るっても、話の内容を聴いてくれる人はごくわずかですので、「外見力」を重視して下さい。「外見力」とは身振り、手振り、身だしなみ、話し方(スピード、声のトーン、声の大きさ等)等で、これらの表現力により好感度(嫌悪度)の大半が決まってしまいます。話の内容も、「あれもこれも」では効果はありません。テーマを三つ程度に絞り、単純明快なメッセージを繰り返すことをお勧めします。そして同じ話を繰り返していればスピーチも自然に上手になるものです。

●握手のしかた
握手は自分の「気」を相手の「ハート」に入れるつもりで、一回一回、心を込めて、両手で相手の心臓の高さを目安にするのが良いとされています。
街頭活動は“候補者の生の姿”に触れてもらう最高のPRの場と自ら言い聞かせ、どこから見られても“素敵な候補者”に映るよう頑張ってください。



※この記事は 「選挙プランナー 三浦博史の選挙戦最新事情(http://www.election.ne.jp/planner/31569.html)」 と重複しています。ご了承下さい。

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