次のハイライト、4月22日のペンシルベニア州までの不気味な空白期間に、ヒラリー対オバマの何でもありの場外乱闘戦が水面下で繰り広げられています。
一方、先にトーナメント戦を勝ち上がった共和党のマケインは、ヒラリーとオバマの泥仕合を一人高みの見物で両者の強・弱点を注意深く見守っています。近未来、自分と闘うであろう決勝戦に備え、戦略・戦術、そして両者の分析を試みていることでしょう。
アメリカ大統領選で一番面白いのは、“とんでもない、予想だにしなかったハプニング=サプライズ”が飛び出すことです。私は誰が仕掛けるかは別として、11月の本選挙までに、もしオバマが民主党の大統領候補になったら、あるいはなりそうになったら「ケニア国内紛争」が利用される可能性もあると思っています。
先日のターバンを巻いた一枚の写真だけでオロオロしたオバマを見れば、家族のいるケニアで一大事が起きればどういうコメントを出すのか、その一挙手一投足で大統領候補としての資質を問えるからです。オバマは(スピーチライターが原稿を書く)演説は上手くても、“サプライズインタビュー(突然のインタビュー)”の対応は苦手といわれており、そうしたオバマの弱点を突く “オバマ潰し”が使われる可能性は十分あります。アメリカの選挙は何でもありですから何でも推測できるわけです。
尚、今のデッドヒート状態が続くと、民主党大統領候補は8月まで決まらないという見方も一部の専門家の間で強まってきました。
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