ヒラリーは窮地を脱する“秘策”の一つとして、「(私が大統領になれば)副大統領にオバマを据えることを否まない=するかもしれない」という、オバマ支持層に対する“すり寄り”のメッセージを流し始めました。
おそらく、この発言がヒラリーのキャンペーンの致命傷になるかもしれません。なぜなら、アメリカの選挙プロの間では、闘いの最中の“すり寄り”は最大の禁じ手といわれ、候補者自らが“このままでいけば負けるかもしれないから、対抗馬と組んでも良い”と宣言しているようなものだからです。
最後の最後までフェアかつ徹底的に闘うことが有権者の関心を惹きつける、とされています。日本の選挙でも同じことがいえます。選挙戦の最中に対抗馬や対立政党にすり寄る姿勢を見せることは、決して有権者に受け入れられるものではありません。
選挙戦は弱気を見せたら最後なのです。
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