3月4日のミニ・スーパーチューズデーで、大方の予想に反し、ヒラリーが何とか土俵際で踏み止まりました。今回もまた、マスコミによる直前の世論調査が何だったのかという疑問が募ります。
こうした「オバマ vs ヒラリー」の一進一退で、「オバマの風が止んだのでは」との評論も増えることでしょう。しかし、オバマのプロパガンダ術は、古今東西通用するほぼ完璧な条件を満たしており(即ち、シングルイシュー=チェンジ<変革>という短いメッセージを繰り返し伝えることにより、人々は「オバマなら何かを変えてくれる」と思い込むようになる)、その術は当分の間通用するでしょう。
しかし、オバマが民主党の指名を受けたとしても本選挙まではあと8ヶ月もあるということです。その間に「オバママジック」が醒めることは十分にありえます。マジックは長続きしないのが常ですから。
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