総選挙前に平沼赳夫氏が新党を立ち上げる可能性が大きいとの報道は、永田町に大きな波紋を投げかけそうです。
また、民主党系シンクタンクの新しい国のかたち研究所が出した、4月27日に行われた衆院山口2区補欠選挙の結果に基づいた「総選挙シミュレーション分析」も永田町で話題となっています。その中で特筆すべきことは、「もし共産党が候補者を擁立しなかったら」という項目で、自民党の武部元幹事長や中川昭一元政調会長をはじめ、公明党の太田代表などが落選と予測している点です。
確かに今の自民党は、公明党の協力がないと勝てない選挙区が顕著ですが、一方、共産党候補が立たなければ民主党候補が勝てそうな選挙区も目立ってきているのも事実です。「自民VS民主」の戦いに「公明VS共産」の構図も複雑に絡み合ってきているのです。その上、前回の郵政選挙での落選組を中心とした平沼新党が立ち上がるとなると、選挙情勢がますます読めなくなる選挙区が多くなりそうです。
しかし、選挙は統計以上に各々の戦いが歴史の一頁。シミュレーション分析の難しいところです。
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