今の世論調査は固定電話層の声が反映されるため、従来から電話調査結果は実態より自民優勢になりやすいといわれてきました。しかし、昨今のフジテレビ「報道2001」をはじめとするマスコミの世論調査における政党支持率は、軒並み民主が自民を上回る結果が出ています。ということは、実状はさらに自民に厳しいはずです。
沖縄県議選に象徴されるように、これまでの自民の牙城であった年配者層が“浮動票化”し、“民主支持”になりつつある傾向が顕著に見られ、「(驕っている)自民にお灸をすえよう」から「一度、民主党にやらせてみよう」に変化しつつあるともいえます。
ここが従来の自民党の危機と異なるところで、年配者層、第一次産業従事者の信頼を回復させない限り、世論調査結果以上に国民の自民離れに拍車がかかる可能性があります。
自民党候補にとっては、空前の危機が迫っているのです。
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