ヒラリーは「I」で始まり、聴衆は「Yes,she can」で応える。オバマはジョン・F・ケネディの「we&us」を真似て「We」で始まり、聴衆は「Yes,we can」で応える。
そして、たまに「You」を連発。それはあたかも教会の牧師が子どもたち(迷える子羊)と接する時のように上手に使い分けているのです。ときには「You」を褒めたたえ、ときには「You」の視線で社会への不平・不満を並べ立て、そしてときには「You」の視線でヒラリーとオバマ(自分)のどちらが輝く未来の米国の代表に相応しいかを選択させるのです。
オバマ演説の「We」と「You」の使い分け、見事に計算され尽くしているといえます。
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