オバマは副大統領候補にバイデン上院議員(65歳)を指名しました。
今回、“本命”といわれたヒラリーを外し、バイデンにしたことは様々な理由が挙げられていますが、選挙プランナーとして言わせていただければ、その答えは明白です。
選挙戦で最も重要なキーワードのひとつは「コンプレックスカバー」です。これは文字通り、自分の不足している部分(コンプレックス)を、いかにして補うか(カバー)ということです。
まず、オバマは47歳という若さのコンプレックスに対し、65歳のバイデンを起用し、「年齢」をカバーしたわけです。次にオバマの未熟な政治経験、特に不安視されていた「外交・安全保障面」で、老獪なベテラン政治家バイデンの登場により、マケインとは互角に渡り合えるようになったのです。そして、エリートのオバマに対し、数々の苦労話、サクセスストーリーを持つバイデンとの絶妙のコンビネーションにより、ほぼ完璧にマケインとの差(ギャップ=コンプレックス)をカバーすることができたわけです。
私から見れば、「さすが」と言わざるを得ない組み合わせ(指名)です。
最近のコメント一覧