週刊誌の予測では、「自民大惨敗」というものから、「民主は思ったほど勝てない」等、様々ですが、今回の総選挙の一番のポイントはどこが第一党となるかです。
私は自民党の第一党は変わらないと思います。したがって、公明党と併せれば過半数を維持し、衆参の“ネジレ現象”はそのまま続くことになりますが、今後の政局の行方は総選挙に対する国民の審判の重みも連動してきます。即ち、これだけ「自民逆風」にもかかわらず自民党が第一党を維持することができれば、結果的に“それでも国民は自民党を選んだ”ということになり、その意義は決して小さいとはいえません。
「消費者庁はやる」と総理が断言しているため、テロ特措法あたりが一つのヤマ場になるような気がします。米国の大統領選挙の結果がマケイン、オバマのどちらが勝とうと、11月、12月は日米関係がマスコミ的にも強調される時期となるわけで、テロ特措法に反対する民主党にとっては、11月4日の大統領選投票日以降はやや苦手な時期といえるかもしれません。自民党は大義名分としてそこを狙ってくるのではないでしょうか。
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