全米史上初の黒人大統領、バラク・オバマの大統領就任演説が本日未明に行われました。
1961年のケネディ大統領の名演説「国家があなたに何をするのかと問うのではなく、あなたが国家のために何ができるかを問いたまえ」、これはテッド・ソレンセンという当時32歳のスピーチライターが書いたものです。
オバマの選挙戦での「Yes,we can」や今回の就任演説の原稿も3人の若いスピーチライター、チーフのジョン・ファブロー(27歳)と、アダム・フランケル(27歳)、ベン・ローデス(30歳)が携わっています。フランケルは先の伝説的スピーチライター、テッド・ソレンセンの事務所で同氏の薫陶を受けた人物で、「Yes,we can」はフランケルの案といわれています。
このように先進国首脳のスピーチ原稿をスピーチライターが書くことは常識なのです。それを国民は知っていながら評価しているのです。
どこかの国のように下を向き、原稿を棒読みしている政治家はアメリカにはいません。プロンプターを使い、視線を聴衆に向けながら演説する、こうした演出をもっと見習っても良いのではないでしょうか。
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