6月14日投開票の千葉市長選挙は、先に行われた千葉県知事選挙とは打って変わり、自民に厭戦ムードが漂っているといわれています。31歳と若すぎる(?)ともいえる民主党推薦の熊谷俊人氏に勢いがあるのは明らかで、形勢逆転は難しい情勢と思われます。
また、7月5日投開票の静岡県知事選挙も、民主党は海野徹氏(元民主党参院議員)の出馬で票が割れるという見方もありますが、静岡を代表する経済人のスズキ自動車の鈴木修氏が、民主党が推す川勝平太氏(静岡文化芸術大学学長)を全面支援するとしており、従来、静岡経済界一丸となって推してきた石川嘉延知事に比べると、自民推薦の坂本由紀子氏(参院議員)は先の参院選でのしこりも自民党内部にはまだ残っているともいわれ、苦戦が伝えられています。
そして7月26日投開票の仙台市長選挙。タクシーチケット問題で大きなミソをつけた梅原克彦市長の今後の動向に注目が集まっていますが、ここでも民主党が支援する奥山恵美子氏(前副市長)が優勢な状況となっています。
7月12日投開票の東京都議会議員選挙の趨勢とあわせ、これら首長選挙の結果は総選挙にも大きな影響を与えそうです。昨日行われた自民党国会議員の勉強会で、橋下徹知事は「このまま総選挙に突入すれば自民、公明は絶対負ける。『ギョエー』というような案を出して欲しい」と言いましたが、自民党はこれら首長選ももう少し真剣に考えないと“全敗”しかねない状況といえそうです。
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