今、多くのマスコミ、あるいは選挙戦で官僚は国民の敵の如く報じられています。しかしこの国が政治は貧困でもこれまで何とかやってこれたのは、おそらく優秀な官僚がいたからでしょう。
官僚批判をすればキリがありませんが、世界に冠たる、おそらく世界一の官僚が日本にはいる、あるいはいたのです。その人たちを一切合切まとめてぶった切ると誰が喜ぶのでしょうか? そうです。ほくそ笑むのは外国なのです。
大きなムダをつくり出してきた、あるいはそうしたことを放置してきた責任は、自民党はもちろん、政治家にあるのではないでしょうか?
そうした政治家自らの責任を、すべて官僚に擦り付け、その機構を改善するならともかく、破壊していくことはこの国の未来を萎めることになる危険性があります。官僚は国民の味方、政治家の良きパートナーという考え方がなぜできないのでしょうか?
日本が世界に誇る宝を、日本人自らの手でより素晴らしいものに変えていくのが政治家の役目ではないでしょうか。一部の不埒な事件を起こす公務員がいるからといって、公務員すべてを敵視するのはいかがなものかと思います。この国の多くの優秀な官僚たちがヤル気を失い、待遇の良い民間企業や外国に流出してからでは遅いのです。
今のような官僚バッシング、いい加減にやめませんか? 日本の先人たちが永年培ってきた優秀な人材をバッシング・破壊することに一体何の意味があるのでしょうか? まずは政治家が反省し、その上で官僚に協力を求めていく姿勢こそが大切なことだと思います。
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