おそらく自民党支持層も“鳩山新政権”誕生をある種の期待を持って見つめていることでしょう。
今、鳩山氏に求められていることは、強力な決断力とリーダーシップです。この決断力という言葉は素晴らしい日本語です。文字通り「断つ事を決める力」ですから、まさにこの対義語が優柔不断であり、ブレることなのです。
自民党、特に麻生政権がブレる度に国民の信頼を損ない、安倍総理の時も多くの閣僚の不祥事連発に対し、切り捨てられず、まさに決断力のない優柔不断さに国民が愛想を尽かしたともいえるのです。
さて、今回の鳩山氏は総選挙直後に政権移行チーム発足という方針を変え、与党協議機関設置や組閣日程でも早くもブレが見られます。こうしたブレが続くようだと国民も「まあ初めてだから仕方がない」から「自民党と変わらないじゃないか」に変わってくるでしょう。
自民党にしても同様で、これ以上底割れしないためには次期総裁にはブレないリーダーを選ばなければメトルダウンに拍車がかかるでしょう。
与野党共に、この1ヶ月が今後の命運を決める大きなヤマ場となりそうです。
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