天皇陛下と中国の習近平国家副主席の会見が決まった経緯について、羽毛田宮内庁長官が異例の記者会見を行い、「今後このようなことが二度と起こらないでほしい」と、強い遺憾の意を表明されました。
これは中国側の強い申し入れに官邸がこれまでの慣例を無視して動いたためです。しかも官邸は小沢幹事長の強い要望により動いたと言われています。
ここで二つの大きな問題があります。一つは小沢幹事長の強い要望があろうとなかろうと、それを止めるチェック機能が鳩山政権には全くないということ。そしてもう一つは、もちろんこれを指示した人間(=小沢氏)の傲慢極まる政治姿勢です。
ご承知のように、天皇陛下は内政外交上の公務はもとより、天皇家としての神事をはじめ、一般人には想像し難い多忙な日程をこなされています。そうしたことを慮らずに、しかも国民の象徴たる天皇陛下を外交的に政治利用しようとすることは絶対に許されないことではないでしょうか。
共産党、社民党といえども、おそらくこんなことはしないでしょう。傲慢の極致といえる出来事です。
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