空中戦の極意③ 「手振り活動編」

  • 選挙プランナー三浦博史
  • at 2007/11/22 08:44:58

前回の「駅立ち編」に続き、今回は主要幹線道路等での効果的な「手振り活動」をご紹介しましょう。


選挙が目前に迫ると、候補者による朝の駅頭活動も目立ってきます。こうした駅頭での「朝立ち」は、主に「地上戦」での戦いがメインとなる地方選では、地域差はあるものの有効な活動の一つです。しかし、次第に同じ駅頭に立つライバル候補の数も増えるため、有権者へのアピール度という点でその効果は薄れてしまいます。


選挙は目立つこと以上に、「感動=熱の口コミ=伝導」が大切です。


これは、交通量の比較的多い交差点や、大型ショッピングセンター近辺での「手振り」を行うものです。駅頭活動では駅を利用するサラリーマン・OL等にはアピールできても、専業主婦等の婦人層、年配者層の目に触れる機会は少ないといえます。しかし、「手振り」活動なら、婦人層・年配者層の目に触れる機会も増え、土日ならマイカーで買い物に行く家族連れにもアピールできます。この「手振り」活動の方がショッピングセンターの大型駐車場を挟んだ道路沿いから行う街頭演説よりはるかに効果的です。


もちろん「手振り」活動の際は、マイクを使って演説をしても誰も聞いてくれません。話の内容より、候補者の外見力が注目されているのです。さわやかな笑顔とドライバーの目を見ながら手振りをすることで、〝この候補者は頑張っているな!〟という印象を有権者に植え付けることが大切です。


街頭・駅頭・桃太郎。自分の選挙区には適当な場所がないと嘆いている貴方、今日から「手振り」を始めましょう。「空中戦」の極意は一人でも多くの人に顔と名前を認識してもらうことが第一歩なのです。



※この記事は 「選挙プランナー 三浦博史の選挙戦最新事情(http://www.election.ne.jp/planner/31977.html)」 と重複しています。ご了承下さい。

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