昨日の秘書の起訴を受け、小沢代表は民主党代表続投を表明しました。「政治資金規正法違反は誰でもやっているのに、なぜ小沢だけが?」という解説がマスコミ報道でも垣間見えます。
私はここが大きな問題だと思います。なぜなら、今、社会全体が“コンプライアンスの時代”です。選挙違反についても、よくプロといわれる人たちほど「こんなことはどの陣営でもやっている。だから大丈夫だ」とか、「前回も同じことをしたが大丈夫だった」という人たちが、いまだに後を絶ちません。
そうした屁理屈が今の世の中で通用するのでしょうか? 少なくとも立法府の人たち(含めざす人)が、こうした姿勢ではこの国の政治が良くなるわけがありません。教育の根幹にも関わる問題です。なぜなら政党の代表の影響力は絶大なものがあるからです。
大体、多額の献金を受けている団体の実態を全く知らないなど、国民が納得するわけがありません。世間の感覚・常識からあまりにもかけ離れ過ぎています。まさに旧態依然とした“金権体質”が問われているのです。
民主党の看板を掲げて第一線で戦っている候補者の人たちは昨日の会見を見てどう思っているのでしょうか。「国民の生活が第一。」より「自分が第一。」のように思えてなりません。
国会議員、ましてや政党の党首は、国民に対し、政治家として範たる姿勢を示すべきだと思います。
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