法制審議会は28日、民法が20歳と定める成人年齢を18歳に引き下げることが適当とする意見を千葉法相に答申し、この件に関し、鳩山首相も「私は選挙権は18歳に引き下げるべきだといってきた。選挙権だけを取り出しても早く実現したい」との発言が報道されています。
私はボランティア活動として学生時代より国際交流活動に携わっており、10代や20代の若者ともよく接しています。しかし、私の知る限り18歳や19歳で「選挙権がほしい」という人は一人もいません。その話を振っても「どっちでもいい」とか「別にいらない」という声の方が「ほしい」という声よりも断然多く聞かれます。
私は原則として権利は奪い取る、勝ち取るものだと思います。権利を主張しない層に対し、諸外国の(大体、欧米人はませている)例を出して、権利を一方的に与えることに違和感を覚えます。
権力者が権利を授与する前に、当事者の(選挙等に対する)意識の高揚や認識の向上を図る方が先、少なくとも同時並行すべきことではないでしょうか?
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