選挙プランナー 三浦博史の選挙戦最新事情 (地方版用)

「小沢チルドレン」ならまだしも、民主党一年生議員（１４３名）全員が本会議前の代議士会で座る座席までもが「指定席制」となり、さらには「一年生議員は発言をしないように」との通達が出されたとの報道がありました。議員立法の自粛要請を含め、小学生じゃあるまいし、欧米のジャーナリストや国会議員が見聞きしたら何とコメントするのでしょうか？　日本の国会の民度が疑われかねません。

国民から何万票という負託を受けて当選した“代議士”は、国民・有権者の声を党や国政に届け、それを政策に反映してこそ本領が発揮されるものだと考えます。

貴重な一票を投じた有権者は「国会・国政より地元・選挙を優先しろ！」と言われて「はい、わかりました」と地元に帰ってくる政治家の姿を見て、呆れて物が言えないのではないでしょうか。

小沢グループに所属しているのならともかく、一年生議員全員がそれに誰一人として“抵抗”しないということに大きな不安を覚えます。