鳩山献金問題で、母親からの資金提供が9億円を超えると報道されています。
ここでまず問題となるのは、鳩山総理が嘘をついているか否かです。どんなにお金に無頓着な政治家でも、打出の小槌でも持っていない限り、億単位の収入があるわけがありません。秘書が本人が知らないところで勝手に引き出していたとの報道には常識的に無理があります。
次に総理といえば企業に例えれば超大手企業の社長なわけですから、一昔前ならともかく、今はステークホルダーに対する説明責任があります。もちろん何に使ったかという資金使途が一番問題ではありますが、同時に収入が「どこからきたのかわからない」では、たとえ内輪の役員会で了承されても株主総会を乗り切ることはできないでしょう。主な収入がわからないなどという経営者は同族経営といえどもありえませんから。
そして「秘書のやったことは私のしたこと」こそが“友愛精神”ではないでしょうか? 贈与税とか、政治資金規正法違反以上に、一国のトップとしてあまりにも相応しくない危機管理の言動が目立ちます。
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