昨日、鳩山首相はガソリン税などの暫定税率を“継続”する決断をしました。
先の総選挙時に掲げたマニフェストを破る決断をしたわけですが、国民の目には「できもしない、調子の良いことを選挙前に言っただけ」と映ったことでしょう。
自民党政権下で、あれだけすったもんだの挙句の暫定措置が、党内の反対や反論もほとんどなく(或いは外部からは窺い知れず)、すんなり決まっていくことにも鳩山内閣への不信感を募らせた人も多いのではないでしょうか。決断は決断として止むを得ないとしても、今の民主党はあまりにも執行部(鳩山=小沢)に対する反論が見えなさ過ぎます。
「何も言いません、選挙に勝つためには」。
かつてこんな時代があったように思います。私はこれまでワンマン知事といわれる方の選挙も数多くお手伝いしてきましたが、批判に耳を貸さない人はいても、批判を全くさせない人は見たことがありません。今の民主党は、果たして国民本位なのか、選挙本位なのか、「チェンジ」の成果以前にその功罪が問われそうです。
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